人工透析の種類
長時間透析
かつては1回に5〜6時間かかっていた血液透析は、機器性能の向上により4時間前後まで短くなってきました。
しかし血液だけでなく、さまざまな細胞に蓄積した尿毒素をとりのぞくには、もっと多くの時間をかけて丁寧に透析をおこなうしかありません。
当院では、最新鋭の機器を使って5〜6時間ゆっくりとした長時間透析をおこなっています。心臓への負担をやわらげ、患者さまの「元気で長生き」をサポートしています。
長時間透析により期待できる有効
- 食事制限を緩和できる
- 栄養状態、免疫状態を改善し、感染症に強いからだを作る
- 良い多くのアミロイドを除去できるため、骨痛、関節痛を軽減する
- 皮膚の搔痒感を軽減する
- 貧血を改善する
- 動脈硬化を軽減し、心筋梗塞、脳卒中といった血管合併症を予防する
血液透析濾過(ろか)
血液透析濾過(HDF)とは、透析と同時に血液を体外循環させ、老廃物を含んだ水分をとりのぞいて置換液を補充する方法です。
この方法では、血液透析が苦手とする分子量の大きな老廃物も除去することができます。また血圧の安定化や、関節痛・不眠・皮膚のかゆみなどが改善するといわれています。
吸着療法
透析と同時に血液を体外循環させ、悪玉コレステロールを除去する治療法です。高コレステロール血症のために、閉塞性動脈硬化症を併発した患者さまに効果的です。
臨時透析
梶本クリニック新金岡分院では、お仕事や一時的に帰省される方など、大阪・堺方面にて透析を受ける施設をお探しの方に、臨時の透析治療もおこなっています。
条件確認などが必要ですので、ご希望の方は、お早めにお問い合わせください。